基本理念

仏教(浄土宗)のおしえを基に、幼稚園教育要領に即した保育を行い、生きる喜びを実感する経験をつみ、豊かなこころを育てる保育を目指します。
 
「いつとはなしに ひとりでに みたりきいたりためしたり 机上の観察やめましょう ながら保育を丁寧に」初代園長 北村祐諦
 
昭和7年自然幼稚園は四条大宮角の悟眞寺の境内にて産声を上げました。当時住職であった北村祐諦が自然の中で子はより良く育つという思いから、雨の日は本堂の一角を保育室として使用し、晴れれば知恩院や広隆寺へ出かけ、森の幼稚園の活動を楽しんでいました。   
 
自然幼稚園から巣立った子ども達は8,500名を超え、開園当時から変わらず持ち続ける保育理念はこの時期に主体性を育てるべきであり、その方法は遊びの中にあるという思いです。
 
子どもは一人ひとり違うタネを持ち、育ちのペースも違います。同時期に同じことをさせて出来栄えを比較するのではなく、それぞれの伸びたことを認め、意欲的に取り組む、相手を思いやる、創意工夫する、友達と協力するといった「目に見えない力」を育てることがこの時期には必要です。この力は遊びに没頭する中で育ち、それぞれ発達に必要な経験を繰り返し行い、その後の人生に必要なスキルとして身につきます。
 
幼児期にはわくわく、どきどき、ふしぎ、と心が動く活動を多く体験してほしいと願っています。

教育目標

幼児期は人格形成に最も影響のある時です。豊かな環境の中でより多くの直接体験(見る・聞く・味わう・触れる・嗅ぐ)を通して、意欲・心情・態度の3つの幼児教育の目標を達成するよう努力しています。
1. 意欲的に活動する
2. 心豊かな表現をする
3. 人とのかかわりを楽しむ
子供の生活や遊びを
(1) 子供が自由に選んで行う活動
(2) 教師が意図的に経験させる活動
の二つから教育内容と方法を考えています。
(1)では自主性や自立性を育み、(2)ではこの時期に身につけてほしい技能や能力・習慣や態度などを育み、更に豊かな経験を広げたいと願っています。

保育時間

◆月・火・木・金曜日
 降園時間:午後2時(9月・10月は午後2時半)
◆水曜日
 降園時間:午前11時30分(夏期保育は曜日に関係なく午後3時まで保育)

園舎

子どもたちの安全を一番に考えて平成23年に全面建て替えをしました。柱、床などは温かみのある木材、壁は珪藻土でとても気持ちの良い空間です。登園する子どもたちが思わず走りたくなるような廊下は全長58メートル。大きなホールの前には日当たりのよいテラスがあり、夏場はこのテラスの下から大きなプールが出てくるしかけになっています。こんな贅沢な空間で幼児期がすごせたら…のびやかで穏やかな心がきっと育つはずです。

園庭

約3000㎡の園庭には200年を超える大木が数本あり、虫たちの心地よい住処になっています。思わず探検したくなるような森には子ども達が歩いた跡に知らない間に散歩道ができていました。園庭のあちらこちらに銀杏、柿、みかん、ビワ、フェイジョア、さくらんぼなど食べられる実のなる木もたくさんあります。友達とごっこ遊びを楽しんだりおままごとを楽しむ砂場の傍には水を出して遊べる泥んこポットもあったり。ちょっと難しそうなジャングラミングにも森の散歩の後ちょっと挑戦!好きなことが見つけられる豊かな園庭です。

登園について

1.バス通園・・・送迎範囲についてはお尋ね下さい。
2.電車通園・・・京福電車嵐山線、各駅より(先生と一緒に乗ります)。
3.徒歩通園・・・保護者が園まで送り迎え。
4.自家用車による送迎は特別な事情がある場合のみとなります。

小規模保育こみのりくらぶについて

地域の子育て拠点として平成31年にスタートした1-2歳以下の保育園です。栄養管理された自園給食、おやつには昆布や煮干しをそのまま食べ、味覚形成に取り組みます。経験豊かな保育士は子どもの発達を適切に援助し接続先の自然幼稚園に進級した後も暖かく子どもたちを見守ります。

預かり保育みのりっこくらぶについて

毎日遊びのテーマを変え異年齢の子ども達同士が群れて楽しみます。ビー玉転がしやシャボン玉で科学の芽を育て、外国籍の先生と英語で会話しながら多文化に触れる機会もあります。アソビはマナビの基礎です。遊びこむことで子どもの学びを支えます。みのりっこくらぶは認定条件に関わらず希望される日に利用することができます。